私のアーサーアンダーセン/KPMG時代の上司である明石英司中央大学大学院国際会計研究科特任教授が、「あっそうか!ビジネス法人税のちょっと深い話」(http://www.biz-book.jp/%E3%81%82%E3%81%A3%E3%81%9D%E3%81%86%E3%81%8B%21%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9%E6%B3%95%E4%BA%BA%E7%A8%8E%E3%81%AE%E3%81%A1%E3%82%87%E3%81%A3%E3%81%A8%E6%B7%B1%E3%81%84%E8%A9%B1/isbn/978-4-502-06500-2)という法人税の入門書(?)を執筆されました。主にビジネスマン向けに、「有税処理」「繰延税金資産」など新聞でも良く目にする税務関連のキーワードを非常に分かりやすく解説しています。また、対話形式なので、読みやすいです。ご本人は「プロ向けに書いたものではない」とおっしゃっていましたが、税務の専門家にとっても、わかっているつもりが実は正確に理解できてなかった点がわかったり、お客さんにどうやって説明すれば分かりやすいのかを知ることができる、非常に役立つ一冊です。ロサンゼルスとニューヨークでの駐在経験がある明石さんらしく、国際税務に関するトピックスが多いのも有難いです。私も明石さんには、海外投資家による日本投資やJ-REIT関連の仕事を通じて実務を学ばせて頂くとともに、お客さんに対して最高のサービスを提供する姿勢を学ばせて頂きましたが、この本でもまたお客さんに分かりやすく説明する術を学ばせて頂きました。ビジネスマンの方、会計・税務を学ぶ学生さん、そして税務の専門家の方にも、ぜひお勧めしたい一冊です。